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2012年11月

2012年11月20日 (火)

★ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョンを見る。新機軸なジーザス。

先日、劇団四季の自由劇場に「ジーザス・クライスト=スーパースター」エルサレムバージョンを見に行ってきました。

後から知ったが、今回はほぼシングルキャストなのだが、ジーザス役の芝清道さんが休演されていて、代役でペテロの神永東吾さんがジーザスを演じていらしたのであった。

が、そんなことは全く知らずに「あ~芝さんじゃないんだ~」位に思って見終わってた・・・。
今回はジャポネスクも続くし、芝さんが早くよくなりますように。
&神永さんはすごく新しい感じのジーザスで私はすごく面白かったので、このままダブルにして芝さんの負担が軽くなるといいなと思った。

★☆;"・.★☆;"・.★☆;"・.★☆

★ジーザス・クライスト 神永東吾
★イスカリオテのユダ 金森勝
★マグダラのマリア 高木美果
★カヤパ 金本和起
★アンナス 吉賀陶馬ワイス

★司祭1 佐藤圭一
★司祭2 清水大星
★司祭3 真田司

★シモン 本城裕二
★ペテロ 玉真義雄

★ピラト 村俊英
★ヘロデ王 下村尊則

★☆;"・.★☆;"・.★☆;"・.★☆

ついに!!!!!私の初観劇から苦節20年(笑)?目にして(いや20年前はそもそもまだ劇団員じゃないけど。というか初観劇は多分正親ヘロデ見てるのでそっちの方が今となっては貴重)下村さんのヘロデ王をやっと見られたよ。よかった。

が、多分柳瀬ジーザスの後半とかの頃に見たらもっとすごかったんだろうな・・・とちょっと思った(笑)。
神永さんが変則デビューでものすごく儚いジーザスだったので、下村さんが意外にそんなにドSじゃなかったので(笑)。

ということで、神永ジーザスは私の中でとても新機軸な存在でした。

何かものすごく儚くて、「この人を護らなければ!!!」という強烈な保護欲をかきたてられると同時に、まったく相反する「こいつをめちゃくちゃにしてやりたい!!」という嗜虐性を煽るジーザス。に見えた。
不思議な存在感。

単純に「若くて細い」「見た目(顔)がかわいい」という点で、何となく頼りない。
ジーザスとしてはどうかという所もあるかもしれないけれども、図らずも神として祭り上げられてしまった、「ただの男」であるジーザスの信仰と苦悩と周りの人々との齟齬と、彼が最も信じている人から裏切られる事の哀しみをとても感じた。

神永ジーザスはあまり表情が変わらないが、何か常に何かがかわいそうに見える・・・。何でだ。
捨てられた子犬のような印象が。

民衆を前にした時に、次々「助けて助けて」とやってくる人々へ、「何とかして皆を助けなければ」と一生懸命手を伸ばしている所とか、でもきりがなくて、あまりにも不幸な人が多すぎる事に絶望して、さらに他力本願すぎる人々にも怒りを感じて、「自分で治せっ」と思わず言ってしまい、そんな自分に苦悩する所とか、ひとつひとつの出来事に対する反応がとても繊細に見えた。

だから私が今まで見た事がある柳瀬さんや金田さんのようなゆるぎなさや自信が無い、本当に「普通の人」という感じがした。
とても強い信念と意志と信仰を持ち、ただその思いだけで生きてきただけなのに、周りが勝手に神と崇めたり、手のひらを返したりする。その事に翻弄されて、でもされまいとして、懸命に神と対話する青年。


そんな誠実で真っ直ぐな青年であるジーザスに対するユダは、相変わらずこの世にはジーザスしかいない!!!勢いでジーザス大好きすぎるスンラさん。
やなぴょん相手の時は「すっごい乙女なユダだな」(比較対象が芝さんだったから余計に)と思ったのだが、今回はジーザスの方が乙女っぽいので、スンラさんの見え方もまた全然違っていてすごく面白かった。

が、やっぱりスンラユダの相手としてはやなぴょんがベストなんだろうな~とも思ったり。あとそもそも芝ジーザスってどんな??スンラさんはどう対しているの??という疑問がものすごく沸いたり。

スンラユダは基本的にジーザスしか見ていない。
彼が見る世界は全てジーザスを通して見える景色である。
マリアに対しての感情も、マリア本人をどう考えるかというよりも「きぃぃぃこんなに尽くしてきたのにジーザスはこんな女をはべらせやがって!!」的な感じだし。

スンラユダは、とても頭のよい普通の男性なので、ジーザスに熱狂する群衆が近い未来に手のひらを返すであろう事がありありと目に浮かぶ。もうすぐやってくる破滅に向かって突き進むジーザスの姿を見る事があまりにも恐ろしくて、ならばいっそ自分が幕を引こうと自ら裏切ってしまう。
しかしそんな裏切りをしようとしている自分を、ジーザスは初めからわかっていて、なおかつ許している事がわかる。
・・・絶望・・・。

思っていたよりもずっと凄惨な最期を迎えようとしているジーザス。そんな彼の姿を見る事が出来るのか。彼を永遠に喪った世界で生きる、そのあまりの恐怖にユダは耐える事が出来ない。
だからユダはこの世界から退場する。

・・・というような、ジーザスが大好きすぎるユダ。がスンラさんのユダだと思うのです。
なので、柳瀬大輔氏のような、ジーザスなんだけどどちらかというと菩薩みたいな、全てを静かに受け入れる、ゆるぎない存在の方がいいのかなと。最初から許されていると何かもう絶望するしかない。自分の全てをかけて対峙してもなお、最初から負けている、大きな壁であってこそ、スンラユダの哀しみや切なさが伝わると思う。

なのだが。
今回の神永ジーザスはとっても繊細でとっても儚くて、ユダと対峙した時も「・・・ママも僕を見捨てるんだね・・・」(←エリザベートのルドルフイメージ)的な雰囲気漂っていたので、そんなジーザスを敢えて裏切るユダがものすごく酷い人に見えた・・・。

この人裏切っちゃダメだろうユダ!!!可哀想!!!!

スンラユダはジーザスしか見えてないとは言え、基本実務家で現実的な人だと思う。
にも関わらず、こんなに「私を見捨てるのか・・・」という感じに打ちひしがれてる人を裏切るって、それは一体どういう事???ととても疑問に思ってしまう。

本来ユダはジーザスに対して、あらゆる相反する感情を持っていて、常にそれが渦巻いている人だと思う。
敬愛し、しかし現実的ではない行動には苛立ち、この世を渡るには自分がいないとダメだと思っているし、自分の方が優れていると思う箇所もたくさんある。でも、やっぱりどうしてもそもそも人間の大きさが違うのだという劣等感も多大にある。仰ぎ見ることもあれば見下す気持ちになることもあって、でも最終的にはどうしようもなく自分の小ささを感じる相手なんだと思う。

しかし、今回のジーザスを前にしたユダは、どちらかと言うと若く危なっかしいカリスマを自分が護らなければと見守ってきた人に見える。

なのに今よりによってそのタイミングで裏切るんだ!!!何で????ととても疑問。

で、そうなると結論として、「ジーザスが好き過ぎておかしくなった」という印象が残り、ユダの哀れ感の方向性が今までとだいぶ違って見えた。
ユダがどんなに酷いことしても決して壊れないからこそのユダの裏切りなんだけど、神永さんは普通にズタズタ傷ついてるジーザスだったんだもん・・・。


でも、それが全然ダメという事ではなくて、今までとはまた全然違う哀しみが伝わってきて、同じ作品なのに全然違う印象でとても面白かった。

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覚えていることを色々メモ。

・2階席なのに舞台の高さを感じない。
その位ものすごい傾斜舞台な事にびびる。

・群衆はいつ見ても動きが怖い。
でも、やっぱり今の四季は「蠢いている感」を出すのが難しい気がする。どうしても綺麗にまとまっている感が。

・神永ジーザス「自分で治せっ」のポーズが「変身!」(仮面ライダー風)みたいだった(笑)。

・スンラユダは気が付くと隅の方で転がっていることが多い気がした。ああ。苦悩。

・カヤパさまの低音が好き。「おそろしい~やつ~」とか。

・ジーザスはしーねー。も好き。いや、好きとか言うと語弊がある歌詞だが。

・アンナスの高音が最初誰だか分からなくて声の高さにびっくりした。・・・と、数年前も同じワイスさんで見てたのに同じ事を再び思った。

・でも実は何度も見てるのに、このミッキーマウス集団が誰が誰かいつも忘れちゃうのであった。

・ユダが「アンナスなんとか」「カヤパなんとか」と話しかけてくれるのでいつも有難い。これで覚えた。と思う。

・「ただのかーねー」とお駄賃を投げられて拾う屈辱的なんだけど、ああ。ユダ・・・と思って何か好きな場面。

・最後の晩餐。
対峙した時のスンラさん渾身の「わたしはりかいができない~。」がすっごく好きなんだけどやっぱり泣きそうになる。

・この時のジーザスが「・・・僕を見捨てるんだね・・・」といった傷つく青年だったのでもうものすごく可哀想だった。
行け、さあ~。が、「行かないで!」に聞こえる・・・。

・この時のジーザスが若干乙女のようなポージングで座っていたのが妙に可愛かったがこの場面でその乙女座りはどうだろう。

・神永さんは高音部がささやくような裏声だったりして、全体に歌の印象が柔らかいことも、ジーザスが儚く見えた一因なのかも。
激烈に生きる青年というよりは、静かに、ただただ神との対話を今までも繰り返してきた人。


・高木さんのマリアは綺麗で清らかな雰囲気なので、やっぱり娼婦設定が全然伝わらない気が・・・。
まあ四季の女優さんはみんなその傾向があるが。

・本城シモンはジャポが映えそうな顔立ちだなあ。彼のテンション高い「狂信者シモン」はすごく好き。

・あ、ジーザスが儚い印象だったり若い印象が残ったのは、神輿に担がれてたりするこういう場面でいつも困惑して見えたからかも。

・ペテロ玉真さん。「知るもんかあんなやつ!」て酷い・・・。
その直後に「あああ予言の通り行動してしまった・・・」と大後悔しても遅いよ・・・。

・村さんを10年ぶり位に見たかも!前はファントムだったので、やっぱりこういう役がいいよね村さん!!!と思った。今回の神永ジーザスは、ピラトの台詞がすごくよく分かる。「普通の男」とか「彼に罪は無い」とか「助けたい」とか。素直にそうだろうなと思う。
やっぱり見た目はともかくファントム役は「天使」と言われても納得の歌声だな~うっとり。

・ヘロデ王下村さん!!!一人別世界でキラキラ。目の周りもラメラメしてた。タイツ?もキラキラ。チラリズム。
嗜虐性をあおるよな。と思ったのはこの場面でいいように嬲られるジーザスを見て(笑)。

ただ、急きょの登板である神永さんに対してあまりひどい事ができないのか、若干やさしめな気もした(笑)。

ヘロデ王は、突然出てきてキラキラ歌い踊り、でも人の命を何とも思っていない暴君っぷりも分かる、恐ろしくも愉快な場面。ジーザスの困った無表情との対比が素敵であった。

・ユダの場面。
ジーザスが保護したくなるような人なので、そんなかわいこちゃんを裏切ってしまった自分に発狂するユダが猛烈に切ない。
「つみなき~人の血を浴びて」という歌詞がすごく印象に残った。たぶん、今まではどうあがいてもジーザスの手のひらの上。という感覚を、ユダ本人も、観客も持っていたと思うんだけど、今回はカリスマ求道者を保護者のように護ってきた感じで、親が子供を裏切るようなショックがあったと思うので「つみなき人」部分がとても印象に残ったんだと思う。

・しかしユダごろごろ転がり過ぎ。謎の上下運動な雰囲気で、一番上まで駆け上がりごろごろ。そして再び駆け上がりごろごろ。

・鞭打ち。
若干段取りっぽい動きをするジーザス。
ジーザス運び係も慎重。
あまり当たらない石投げ。
など、あまりに場面が凄惨なので、「これはお芝居なんだ」というところを一生懸命探してしまう。

・ピラトが助けたい助けたいと思って、でも結局「しねー」と思うことがとてもわかる。
ジーザスはもうすべてを受け入れている。だから何をされても揺るがない。

・十字架。
神永さん細い!!
そして演技なのか素なのか定かでない位よろめいている・・・涙。
可哀想。十字架はこの後自分が乗るので、運びやすさを優先するわけにはいかないし。

・さっきあれ程ジーザスを思いすぎて発狂してたのに、ノリノリで歌うスンラユダ。
これ以前のバージョンではゴンドラに乗って宙に居た気がするが、今回は上手隅固定。

あと衣装もっと派手じゃなかったっけ昔?今回は黒基調で間違ったロッカーな感じ。

・ソウルガールズは下手に。だが誰なのか名前も無い~分からない(泣)。

・スンラさん渾身の「ジィィィザアーーースッッ」が聴けて満足満足。

・十字架を立てるのは割とうまくいった。みんなとても慎重。一体感。

・十字架ではなぜジーザスはモデル立ちなのであろうか。
神永さんやっぱり細いよな・・・。

・いつ見ても誰を見てもなぜおなかが動かないのであろうか。
どんな特殊呼吸をしているのかいつも気になる。

・完。

・カーテンコールで、控えめにノリはじめるスンラさんがかわいくて好き。

・スタンディングオベーションになり、うれしそうな、ほっとしたようなスンラさんが素敵だった。

・大御所たちがのっしのっしと上からやってきて戻っていくのが何か好き。

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やっぱり、大好きな演目だと改めて感じた。
私ってスンラ好きだよな。とも改めて感じた。

芝ジーザスがどんななのかもやっぱり見てみたい!!
ジャポの下村ヘロデも見てみたい!!


2012年11月 5日 (月)

★戦国鍋TVの気配。その後。

ところで感想を書いたKKP「ロールシャッハ」には、コバケン作品にはおなじみの親族代表の竹井亮介さんが出演されているのですね。
小林賢太郎テレビにも出てたし、竹井さんが出ているのは何の不思議もない。

・・・しかし。
私的には、またもまさかの法則「今年見た舞台、99%『戦国鍋』キャストがいるよ」にはまったのであった。
なんかびっくりした。


竹井さん、よく考えたら1期2期全てでレギュラーコーナーだった「戦国武将がよくくるキャバクラ」に出てたので、単純に出演回数だけで言えばやましげさんよりも多いのでは??とちょっと思ったり。

ということで、竹井さんは、
・戦国武将がよくくるキャバクラ にて、最後にレイナちゃんと会話する常連客
・「戦国に吼えろ!」のボス
として最初から最後まで、戦国鍋TVに出ていた方なのであった。

実は今年はあとヨーロッパ企画も見に行く予定なので、本当にどこにもかしこも戦国鍋だったな。と思う。
↑ヨーロッパ企画×鍋『戦国被害者の会』。

まあもともと戦国鍋TVおよび戦国鍋舞台は、小劇場俳優がいっぱい出てたので、私の守備範囲である小劇場系に言ってもいる可能性は高いわけなのだが。
でもミュージカルとかも普通に居る所が意外で。

帝劇から本多まで。コント集団からイケメンまんが舞台まで、あらゆるところに戦国鍋TVの気配ありなのであった。
逆に、「なんかイケメンいっぱいいるな~」みたいなざっくり印象が残る鍋なのだが、実はいろんなジャンルの人が出てたよ。という事かもしれないけれども。
あと若手鍋キャストが成長してミュージカルに進出してたりとかね。

本当に今年見た作品の中で、鍋キャスがいないのは宝塚と四季と来日公演ぐらいだなという感じなのであった(笑)。


しかし、思えば「小劇場俳優」と「イケメン」はちょっとジャンルが違う感じなんだけど、ミカシュンは「劇団所属」かつ「イケメン」くくりなので、結構特殊なところに位置してるなと思った。

とみかしゅんの話題を出した所で、多分私しか思ってないであろうスタジオライフ好きとしての、先日の鍋ライブでちょっと思ったことをこっそり書く(笑)。

みかちゃんを見つつ、あ~役者では絶対に見られない「観客9000人の景色」をみかちゃんが経験できて本当によかった!!&岩崎さんにもこの景色見せてあげたかったな・・・あるとしたらば徳川15代将軍には川本成さん入ってるし行けたかも?? とか思ったのであった。
と言ってもたとえ15代に居たとしても、現実にはライブ当日は公演中でラウルやってたから無理なんだけど!

9000人の観客の前に出る、みたいな、本人の努力ではいかんともしがたい事のチャンスがあるならば見せてあげたいな~とやっぱり思う訳ですよ。
そう思った自分はものすごく岩崎さんのファンなんだな~と思ったのであった。

ついでに信長と蘭丸に関しても岩崎ファンぽい思い出話を書く(笑)。

彼らが信蘭をやったころに出た雑誌(確か特撮系のイケメン雑誌)で、信長と蘭丸に関しての対談があり、そこで村井さんが「ちょうど新春鍋のお稽古中だったから、信長と言われると岩崎大さんの事しか思い浮かばなかった」というような発言をなさっていた。

その時思ったこと→村井さん名前わざわざ出してくれてありがとう!!!!!たぶんこの雑誌読むあなたのファンは言われても知らないと思うけど・・・。舞台見た方は舞台の信長様を思い出してください・・・。
そして拡樹君ファンはもっと知らないと思うけど、abc見た方は・・・愛川先生の事です・・・。

その後吉良様でまた村井さんと共演したり(って信蘭は結局鍋舞台の岩崎さんの役を後MTでやる事になってるのか~。この場合の吉良様は岩崎さんのこと。)、拡樹君はabc3年連続で共演したりでちょっとは二人のファン内「舞台の信長様であり吉良様な岩崎さん」を覚えてくださったかな~と思う訳ですが。

といった、多分私以外誰一人思っていないであろう事を、鍋ライブの信蘭見ながら思ってました(笑)。

&話飛ぶけど、やっぱり「信長と蘭丸」の村井君と拡樹君の組合せは最強だったなと改めて改めて思う。
拡樹君のバーチャル感が半端ないので、村井君は蘭丸君に何してもいい。何しても、絵的にもOKだし、拡樹君本人も受けて立ってくれるし。
これ兵衛Zが村井君で信蘭が相葉君だったら、多分寿里短パンは生まれなかっただろうし、相葉君なら相葉君の方が蘭丸君になってただろうし、キャスティングの妙を感じるのであった。

というか拡樹氏のバーチャル感を活かした役をがっつり見たいのだが、だれかそんな作品に彼を呼んでくれ・・・。
↑今のところの一押しは皆川博子「開かせて頂き光栄です」のナイジェル。
ものすごくみたい!!!!!!

ライフよ大希君を11人で呼ぶのは大正解だと思うが皆川作品もぜひ久々に舞台化しそして拡樹氏を呼んでくれ。頼む。


★『ロールシャッッハ』を見る。コバケンはぐだぐだと作りこみバランスが素晴らしい。

ちょっと経ってしまいましたが、先週東京公演の本多劇場でやった「ロールシャッハ」を見てきました。
小林賢太郎さんの演劇作品を見るのは初めてです。

ネタバレで語るので、これからご覧になる方は絶対読まないでください!!!!!

KKP「ロールシャッハ」
壺井貢=久ヶ沢徹
天森平吉=小林賢太郎
串田益夫=辻本耕志
富山塁=竹井亮介


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ここからネタバレ これからご覧になる方は読んじゃだめ!!!!

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さて、小林賢太郎作品を生で見たのはポツネン『SPOT』だけで、あとはラーメンズの公演DVDを見たことある位なので、コバケンの演劇作品のイメージを持っていなかった。
ストーリー性のあるコントみたいな感じかな?と思っていたのだが、ものすごく「演劇」だった。びっくりした。

そして思いがけずに正統派なテーマを結構ストレートに描いている事にも驚いた。
けれども、その「平和とは何か」というテーマを、細かな伏線を見事に収束させ、くだらない笑いの中でさらりと提示する所がさすがコバケン!!!!と思った。

と同時に、私の中の小林賢太郎イメージは割といつも覆されるなあと思った。
コバケンはたとえ笑いの中でも、こういうストレートなテーマを選んでくるイメージがなかったので。

・・・とか書いたけど、別に一大テーマがこれかは分からないんだけど、でも明らかにそういう部分を出してくる事自体にびっくりした。


最後にどんでん返しがある作品らしく、途中色々引っ掛かる所があるのだが、たくさんの引っ掛かりどころにうまく埋もれていて気づかせない所がさすがだと思う。

いや、最初から「何かあるぞ何かあるぞ」と思ってみているととても大胆に提示しているんだけど、特に何も思ってないとまったく気づかない・・・。

例えば、自己紹介でわざわざみんなの名前がスクリーンに出てくる事とか。
「空」と「実」の文字とか。開拓団のロゴ。

自己紹介の中で、暴れん坊壺井貢の特技(だっけ?)の野球について、なぜかわざわざ「右投げ右打ち」みたいに紹介されるとか。←流し過ぎてどっちで投げてたか分からん(笑)。
あと、実は彼らの行動は皆一定の法則があるんだけど、何にも気にならなかった(笑)。

何で時計をこれみよがしに何度も出すんだろうなと疑問に思ったけど何かひっかかるなで終わり。
オタク青年天森平吉が途中でSFの説明を何か嬉々としてし始めるとか。

実際にどうでもいい(笑)色々と、伏線である事がごちゃごちゃと次々提示されていくので、ほわーんと見ていると結構気づかないな~と思った。

島の形とかも。
あと、最初に話している「ああ!あのシミみたいな」なループ台詞はまさしく「ロールシャッハ」なんだけど、何かループのおかしさにつられて見終わってから「あれそうだった!」と思ったし(笑)。

壁の向こうが何なのかがわかる、「敬礼」。
そこで文字通り世界は反転する。
天森君が若干唐突とも思える「パラレルワールド」の説明をさらさらしていたのはここに結実するのか!!

思ったけどコバケンは天野天街とかも好きなんじゃないかな~。言葉遊びとか、世界の反転っぷりとか。
まあ天野天街は鬼才なのでコバケンと似てるところは無いけど。
・・・と、「壁の向こうは、実は同じ世界が広がっている」という設定と、その「壁の向こうのパラレルワールド」が我々観客の側なのだ。という設定がわかった瞬間に思った。

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物語は、世界の果てが「壁」になっている場所で、「壁」を調査する開拓隊にかかわる人々の姿が描かれる。
普通の市民が「開拓隊」に参加するのだが、「どこも希望しなかった」という理由で一番人気の無い役=壁に大砲を撃ち込む係になった3人。

彼らはそれぞれの事情を抱えつつも、開拓隊に協力する。

が、実はそれは壁の向こうの同じ世界に向かっての攻撃と知る。
彼らは果たしてどうするのか。
開拓隊の指揮官 富山はどんな決断をするのか。


「パラレルワールド」「反転する世界」「今見えているものは人によって見える世界が違う」という、まさに「ロールシャッハ」な世界。
その中で壺井さんや天森君が「ぼくは怒らない!!!怒らないの反対は・・・(ド忘れ・・・なんだっけ・・・ああ~)」「気が小さいの反対は・・・僕はキレやすんだ!」とか、何かちょっと間違ってるよね・・・というおかしな行動に出る。
のだが、それもまた伏線のひとつで、「正義の反対は悪じゃない。もうひとつの正義だ」という言葉に結実する。

大砲を撃つか撃たないか、逡巡を繰り返す彼らもしょうもなくもとてもリアル。
「向こうも撃ってくるかもしれない。そうしたらやられるのはこっちだ」という恐怖。
「どうするべきか」悩む彼らが、最後に「やりたいことをしよう」と決める所も好き。

ここの逡巡シーンが無限ループし始めるのも、やっぱり、前半で無意味に無限ループ台詞とか仕込んでたから自然に感じられてよい。
いざという時に同じ事言っちゃって全然成長してない!!というシーンとかも。


ラスト、結局空(真上)に向けて砲弾を撃ったので、「壁はびくともしませんでした」と晴れやかにダメだったことを報告する4人。ラストのシルエット、後から気づいたけど、折込パンフ?チラシ?と同じポージングなのであった。

ジャグリングの小道具本当に落しちゃった風だったけどこれも同じシルエットでした。


・・・実は何も解決していないと言えばそうなんだけど、でも、いざという時に小市民が一番取りそうな、取れる、リアルな反応で、何か晴れやかに終わるからいいや。と思いました。

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ちょこちょこ気になる色々。
・チャラ男串田=辻本さんの入浴シーン&そこから上がっての移動。
次々と彼の裸を隠す色々(魚とか・笑)が登場し、上手に陣営の中に入っていくのが面白かった。
すごくコバケン!て感じがする。

・串田君はチャラチャラしているが、実はしっかり者ぽい開拓隊の富山さんよりも年上(笑)。

・辻本さん(小さい)が、オタク青年小林さん(大きい)からパーセントマンのまんがを奪い「とってみろ」とはやし立てるとあっという間に背の高さを生かして奪い去る小林さん。の一連の場面がかわいかった(笑)。

・オタク青年小林さんのパーセントマンを読んでる場面のアメコミ再現が面白かった。

・小林さんの天森君の「財布を盗まれないようにしまう」ネタが素晴らしかった。
あれ?そうしたらダメだよ。と観客が思った瞬間に「そうしたらバッグが開かなくなる事位分かっている」と落ちる(笑)。

・朝の体操シーン、すっごく面白かったネタがあったのに忘れた~涙。

・富山さんの回想シーン「彼らは完璧なジャグリングを披露した」で始まる、小林さんと久ヶ沢さんの「完璧」ジャグリング。私が見た回は3回目に成功。
ダメなときに毎回「完璧な」と言い直すタイミングが面白かった。

あと、客席に落ちちゃって拾ってもらった時に「ありがとう森の小動物」とお礼を言ってるのも可愛い(笑)。

・辻本さんが何かにはまり(何だっけ?)笑い続けていたらばツッコミ入ったのも面白かった。

・間違って空砲を鳴らしてしまった時に言い訳「誕生日サプライズ」の流れが好き(笑)。
・・・今日私が誕生日だと知ってた???

・串田君と富山さんの会話。
「あなたが好きな歌はなんですか?好きな色は?」の言い方が何かすごく優しくて好きだった。

・最後、まさかまさかのパーセントマンまんがが大活躍の流れも好き。

2012年11月 4日 (日)

★フィギュアスケート 中国杯 男子シングルを見る。樹くんおめでとう~っ。

中国杯の地上波放送を見ました。

色々と驚きの結果だったが、町田樹選手が今年ついに日の目を見たのがすごくうれしい!!!
まあ色々とあった結果だったので、ご本人はあまり喜んでいないインタビューだったけど、ラッキー1位を手繰り寄せるのも実力の内です!!

おめでとう~っ。

適当フィギュア好きな私は全然知らなかったが、樹君と言えば、昨年フィギュア本を見ていてランビエールが振付している事を知った。

ランビエールと言えば、かつては変衣装の帝王として何かよく分からん派手衣装だな。なんか老けてるな。という20才頃を経て、かっこいいフェロモンダンサー、そして脱水機のようなすごすぎる超高速スピンでおなじみの素敵スケーターですが。

彼が樹君について語っている記事が、何かすごくて、「彼を試合で見て一目惚れしたんだ!!!その才能とスケートは素晴らしい!!!!ぜひ彼と一緒に作品を作り上げたいと思った!!!!」的なものすごい大絶賛っぷりで、去年の私は「そうか~。たつき君はそんなランビが大大大注目するスケーターだったのか~」とふわっと思って、でも去年の樹君はそこまで結果は出せなかったので、ランビも地味な選手に目を付けたな。と正直思っていましたすみません・・・。

今年の樹くんは、SPの振付がランビらしいのですが(違ってたらごめん)、フリーもどちらも何か独特で面白くて印象に残るプロですごく良かった。

SPの不思議な和風の音楽も若干不思議なシャツも何かクセになるし、火の鳥は何ていうか本気で鳥だし、コンテンポラリーダンサーのような雰囲気でキビキビした動きが素敵だなと思いました。

まずはグランプリファイナルで良い演技が出来ますように!!


高橋大輔選手は今回は微妙すぎたが、毎年初戦から1戦1戦標準が合っていき、世界選手権でシーズンが完結するイメージなので、NHK杯はもっとよくなっているといいな。


そしてリッポンとナンソン?君・・・気の毒すぎて言葉が出ない・・・。
噂によると、ナンソン君のプロはバトル振付なんですよね?見たかった・・・。
地元で出番直前に棄権なんて不運すぎる・・・。怪我が大丈夫でありますように。

リッポンは実況でも言ってたが、髪型変わって誰だか分からん感じになっていた。
が、イケメンはどんな髪型にしてもイケメンだな。
初めて見た時は衝撃だった「これって何かかっこいいの????」と思ったリッポンジャンプも何か見慣れた自分にびっくりした。


ジュベ・・・涙。
まあ大輔氏とかジュベとかが現役でバリバリやっているのは本当に喜ばしい事なのだが、やはり彼らが活躍してくれるとすごくうれしいので、地元開催のフランスはがんばってくれ・・・。

しかし偏見だが、ジュベールは何かいつも同じ衣装(ダークな色合いで、ちょっと赤っぽい色がプラスされていて何かちょっとビラビラ)なイメージがあるんだけど何でだろう。

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