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2012年8月

2012年8月15日 (水)

★『ラ・マンチャの男』をついに見る。清らかで力強い作品。

長年「いつか見なければ!幸四郎が元気なうちに!」と思いながら叶えていない人も多いであろう、松本幸四郎のライフワーク ミュージカル『ラ・マンチャの男』をついに見てきた!!
15年位前から思っていたのだが、まあやっぱり15年位前に見ておけばよかった・・・という思いもありつつ、今、だからこそ、の良さもたくさんある(前と比較できないので何とも言えないが)と感じて、間に合ってよかったなとすごく思った。

が、8月19日マチネが記念公演と知り、なぜそこでチケット取らなかったのか!!とちょっと後悔(泣)。
これからご覧になる方は、チケットあるかわからないが19日をオススメする。

『ラ・マンチャの男』は、セルバンテスという劇作家が宗教裁判にかけられる、として投獄される所から始まる。
獄中で他の囚人たちに身ぐるみはがされそうになり、対抗するために即興劇を始める事になる。

劇中セルバンテスが演じるのは、ドン・キホーテと名乗り、時代遅れの騎士道を説き、宿屋をお城と思い込み滞在する「気違い」である。しかし彼は家来のサンチョを伴いいついかなる時も騎士道の精神に法り清廉に生きていく。
そこで出会った底辺で暮らす娘アルドンサを思い姫と慕い、愛を捧げる。

そんなドン・キホーテを正気に戻し世間体を取り繕ったり死ぬ前に遺言書いてもらわないと!といった打算も含めて心配する、神父と姪御のアントニア、彼女の夫カラスコが一計を案じる。

ドン・キホーテの運命は。
そしてセルバンテスは果たしてこの牢獄から出られ、無事に裁判を勝ち抜くことはできるのか??

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松本幸四郎は基本的に明るく華やぎがありそしてどこか可愛げがある所がすごくいいと思った。改めて。
正直、歌詞が聞き取りづらいとか、ちょっと抑揚つけすぎかなあとか思うところは無くもないけど・・・。

今、この年齢の幸四郎が「ドン・キホーテとして騎士道を守り続ける」所にこそおかしみや滑稽さ、そして切なさや清々しさが表現されると思う。
今よりも動けただろうし歌も上手かっただろうなと思われる若かりし頃に、今持っているこれらの魅力が充分に発揮できたかと言ったらたぶんそこまでは達していなかったと思うので、やはり舞台は難しい。若い頃は体力はあるが表現はこれからで、年齢を重ねると表現はついてくるが体力が持たない・・・。


2012年8月14日 (火)

★『戦国鍋TV』の気配。

ところで、裏僕で映像出演していた十湖ちゃん=知念抄也樺ちゃんをどこかで絶対見たことあるよな・・・と考えて、あ!戦国鍋TVで浅井三姉妹やってた子だ!!と気づきました。
裏僕にはTV版のキャバクラとかに出て舞台版に出てる岩崎さんもいる。

さんざんはまったと言っている「スリル・ミー」には小西遼生氏(ファーストシーズンのNOBUママ)がいるし、実は新納さんはキャバクラに出てたし、私が見た「エリザベート」のルドルフ役は七本槍のかと君=平方元基君が出ていて・・・最近見に行く作品には、なぜかいつも「戦国鍋TV」がちらつくのであった。

絶対関係なさそうな作品群なのに!!!!

ま、もともと小劇場系俳優を起用している番組なのだが、しかし予想外の所に戦国鍋。
イケメン舞台ならわかるが、そこには居なくて帝劇とかにいる所が鍋もいろんな人が出てるな~と思ってちょっとうれしい。

今後もひっそり鍋に注目していこうと思います。

★『裏切りは僕の名前を知っている』を見る。最近のイケメンは本当にすごい。

『裏切りは僕の名前を知っている VOL2 許されざる望みの彼方へ』略して裏僕の舞台の感想のつづき。

全く原作を知らずに見たので、帰ってきてから調べたらば、今回は原作的にも第二章というか、基本登場人物たちに新たに仲間が増えたよ、という時のお話、なのであった。

今回初登場の黒刀くんと千紫郎さんは、物語的にも途中から登場する新たな仲間なのか~。

しかしすべての登場人物の絡まり具合が半端なく壮絶な設定で、ここはもう運命に身をゆだねるしかない!!みたいな強固な因縁があらゆる人々の間で発生していて、本当に鉄板だった(笑)。
この作品を見て誰にもはまれないという事はないのでは??という2人組バリエーションも素晴らしいと思う。

恋愛あり(まあ前世だけど)姉弟あり(今回映像だけだけど)、男子2名でかつての親友が今敵に!!パターンあり、男子2名で一緒に復讐しよう!!パターンあり。

3作目の出演者欄を見ていて、わざわざ「山本一慶さんは出演しません」と書いてあって、これは一体なんだろう??と思っていたが、見終わった今はわかる。美慎君出るのに一慶君出ないのは基本ありえないんだなこれ。
マナカナの一体感を見たいのにマナしかいない!!みたいな事態だと思うんだけど、どうするんだろ??

以下、それぞれみんな印象に残ったので個人感想。

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★大河元気君の夕月

この作品が割と成功したと思えるのは、元気君ががんばったからだと思う。
やはり主役が演技出来るって大切。

冒頭からクライマックスなテンションで始まり、出演時間の80%泣いてるんじゃ??と思う勢いで周りの壮絶すぎる人々のために心を痛め続ける子だが、冒頭から、ちゃんと観客を白けさせずに、「可愛くておとなしくて、でもみんなを守りたいと願う心優しい子」を成立させていた。素晴らしい。

この子は前世では、ルカと結構壮絶な恋愛をしていて猛烈切なく死に別れて、で、現世は記憶が無い上になぜか男性に転生しているという見方によってはルカにものすごく残酷で切ない設定を背負って存在している。
のだけれども、こういう「過去自分を猛烈に愛していたらしい男から今もすごく守られている」設定を生身の人間がやって気持ち悪くならずに猛烈切なかったのは、元気君とアイル君の絶妙の距離感のおかげだと思う。

元気君は基本的なイメージとしては感情の発露に勢いがあるばーんっとした元気のいい男の子、なんだけど、この作品においては、まんがでしかありえない、「老若男女に愛され守られまくる、天使みたいに優しくていい子」をふわっと柔らかく、でも根本に強さを秘めた感じに描いていた。
そういえばちっちゃくて見た目可愛いんだよな~という事も思い出した。元気君は顔限定で言えば結構女顔なんだよな・・・。


前世のユキとルカとの恋愛パートの比重が意外と大きく、何度も回想が入るので、作品全体としては恋愛モノではないのだけれども何かすごい恋愛もの見た気になった。
前世のユキちゃんはダンサーさん(席遠くてどなたかわからず・涙)が踊りで表現していて、声だけ別の方がやっているので、ものすごく声がクリアに聞こえる事になり余計に印象に残ったのかもしれないけど。

まあ1幕のユキちゃんの登場の仕方はちょっと「コードギアス」1幕のユフィっぽかったが!←ここぞという場面ですーっと出てきて登場人物の間を通り抜けていく感じが。


しかし、これだけ可哀想な状況で死に別れて、早く転生してほしいとずっと願い続けて、で、やっと生まれてきてくれたらば記憶を失ってしかも男、という設定はルカにとってこれ以上なく残酷だと思うんだけど、どうなんだろう。
何か基本設定的に、自分で強く願って男性として生まれてきている感じがしたので・・・ルカとしては、目の前に居てどう見ても同じ人なんだけど、前世では愛してるわとか言われてた人なんだけど、でも今目の前に居る現実としては『次の人生では貴方とは恋はしません。全部忘れてもう一度あなたと出会い直します』と言われているようなものなので、どれだけ前世のユキちゃんの人生は辛かったんだろうという事と、それでも今世に生まれてきた以上はこの子を守らなければという思いと、何て切ないんだルカ!!!って思いました。

夕月ちゃんは基本的にすごくいい子なので、まったく記憶が無い自分を命がけで守ってくれている事に対していろんな思いがあるから「僕はルカに何もできない」とか哀しそうに殺し文句吐くし(笑)、さすがこういう系マンガ主人公だけあって老若男女何かもう夕月ちゃん大好き!!てなるしかないよね!!て風情で存在していてさすがだった。

夕月ちゃんは主人公なので、ルカとの間だけでもこんなに切ない設定なのに、一番大好きなお兄ちゃん的存在である奏多さんが実はラスボスだったり、お兄ちゃんだと思っていた天白さんが実は違ったり・・・長い原作を2時間でまとめてるから仕方無いけど、次々「実は○○なんだ!!そんな!!!!」という衝撃受け過ぎで可哀想だった・・・。
基本的に彼は血縁的な繋がりが薄くて、だから家族的な愛を皆に注がれて、注いでもらった分の愛を自分もちゃんと返したいと思っているすごく健全でいい子なんだよな・・・。最近「実際の歴史・事件を元に制作された、自分ルール発動の人々の愛憎劇」的世界ばっかり見ていたので、何か心が洗われた気がした・・・やっぱり少女まんがって夢だよね!!と。


★汐崎アイルさんのルカ

アイル氏は多分「こんな顔して田中和男!!」しか見た事ないと思うんだけど、基本見た目が超人なので、コスプレすぎる衣装もなんてことなく着こなし、そしてユキちゃん=目の前に居るダンサーは踊ってるだけ&くっきり発声な声優さんの台詞が被る=という難しい相手役を前にきっちり切ない恋愛をし、そして現世のかわいこちゃん夕月をただただひたすら見守っていて、今回の敵主にエレジーとがっつり戦う、素晴らしい大活躍であった。

主人公夕月ちゃんの一番そばにいるルカが、悪魔を裏切って?人間側に居て、そして夕月ちゃんの魂のお兄ちゃん奏多さんが、人間を裏切って悪魔側のラスボスな所が「裏切り」テーマのこの作品のポイントなんだろうなと思う。


アイルさんはあの衣装を着こなせる時点で素晴らしい。
私が見た日はアフタートークがあったんだけど、すごく真面目な人なんだな~と思った。「元気君の事をあまり構わないようにしてる」と言っていて。ルカモードだと、夕月ではなくて元気君本人を前にしてもどうしたの??ってすぐに構いたくなっちゃうけど、でも、元気君は元気君のやり方があるし邪魔しないように、みたいなことを。
元気君は「それで話しかけてこないんだ」って答えてたけど。

あと衣装のままだったので、何か怪しいロックバンドの人、みたいな言われ方をしていた(笑)。
その隣が根本さんで二人ともすごい衣装だったが、元気君は「僕は割とこのままいける」と言っていた(笑)。

とにかくルカがものすごく切なかったです・・・。

あと敵陣が岡田あがささんだったり岩崎大だったりするので基本みんなでかくて悪魔は見た目から威圧感があってよかった。&元気くんがすごいちっちゃい子に見えた。二人の体型と身長差がまんが過ぎてビビる。さすが最近のイケメンはみんな超絶体型だよな・・・まあアイル氏モデルだしな・・・。

★彼の使い魔?ソドム=井川花林ちゃん
すごく可愛い!!!!!!!
本邸に入れないルカが夕月ちゃんを守るためにこの子を連れて行かせるのだが、本当にキャラクターっぽくてちまっとしていて可愛かった。


★根本正勝さんの冷呀(奏多)

この方と天白さんの衣装が私受け入れられなかったです・・・ごめん!!!!
何かどうしてもザ・コスプレ!!!!と思ってしまい。でも1作目から出ていて別にそんな下手じゃないし何がダメだったんだろう・・・というか基本あの衣装を着ておかしくない人の方がおかしいのかもしれないが。

平安の昔、親友だった天白さんを裏切り悪魔側のラスボスに。そして今また、夕月ちゃんの前に立ちはだかるのであった。

・・・たぶん平安モードが何か変かな~って思っちゃったのかな~。
ラスボスな割に印象に残ってないよごめん!!!

平安モードな時に戦っていた方が印象的だった。


★三木崇史さんの天白

祇王一族の総帥で、実は1000年前から転生せずに生き続けている孤高の人。
・・・なのだが、見た目が受け付けなかった~ごめんなさい!!
多分髪型と髪の色がコスプレっぽく感じてしまったのであろう。

演じている役者さんは結構若い方なのだが、演じる役が割と落ち着いたお兄さん、だっため、ちょっと無理にお兄さんぽくなっているのかな~と思った。

最も盛り上がるなんとかの落日!!エピソードは、私が最も見た目で違和感を覚えた冷呀VS天白だったため、面白かったけどかなり置いて行かれたのは無念であった。

夕月ちゃんに、実はだまして連れてきたごめん!!と謝る場面が何か好き。


★☆オーパストなみなさん。
今更だけど設定を見たらば、上級になればなるほど「美しい」のですね。
とりあえずみんな綺麗で禍々しかったからこれはよかった!

★岩崎大=カデンツァ
今回の話だと実質的にはラスボス。が、彼らは一枚岩ではないらしく、最後の戦闘ではまさかの仲間割れ?というか、いきなり冷呀に止められるわ、冷呀を攻撃し始めるわ、最後は「今回はこの位にしておいてやろう」的な雰囲気で不敵に去っていくわ、だいぶ私は置いてきぼりにされたのであった。

序奏部分から、オーパスト3人組はでかいしトンデモ衣装をみんな着こなしているし無駄に威圧感があって非常に見映えがよくてステキだった。岩崎さんは赤い長髪だけど似合っていた。
が、岩崎さんは本来「怖い演技」をすると小者に見える残念さが発動されちゃってたのがちょっと無念。

岩崎さんの顔は派手なので、くわっと目を見開かれるとちょっとホラー的なざっくりテイストになる。
まんが原作で絵に描いたような「私は人間をゲームのように消し去るぜふははははは」みたいな悪役だからこれでもいいんだけど。無駄に威圧してるし。客席も含めて。

でも彼は本当は何もしないで普通にやった方が怖いんだけど。
ちょっと懐かしのドラキュラ伯爵を思い出した。姜ジョナサンを怖がらせようとすればするほど小者っぽい印象を残したあの時。
あの時マントばっさばっさやっててよかったね。とも思った(笑)。
意外と客演でマントばさばさしている岩崎氏。な姿をよく見るなと思った(笑)。

今回の重要登場人物千紫郎さんと黒刀君の仇なので、回想シーンでは彼らの大切な人を惨殺しまくり、そしてラストも彼らと戦う。とりあえずでかくて手足長くて顔が怖い(笑)って見映えがしていいわ!!と思いました。

うーんただせっかくこういうイケメン舞台に大人要員として呼ばれているので、もうちょっとお芝居に緩急があるといいな・・・とすごく思う。ひたすら怖い人押しだったかなと思うので。

この手の舞台に出てくるお芝居要員としては正直お芝居をそんなに締めることができてないような気がしないでもないが、ただ、こういう作品に出て、衣装を着こなし、こういう世界観に違和感なく混じりそして見た目もかっこいい大人はなかなかいないので仕方ない。

岩崎さんは決して上手い役者ではない、いかにもライフ役者なので、基本三振かホームランの二択になりがちだとは思うんだけど。はまる時はものすごくはまるけど、どんな役でも器用にこなせるかと言われたらできない。基本彼は老若男女全部変わらない、いつでも岩崎大である。でも、変わらないけど、スズナリから日生劇場まで、子供から大人まで、男性も女性も、何に出てもその世界に自然に溶け込み存在する、謎の才能があると思う。

すごく正直な事言うと、全体としては面白かったけど、でも、この作品は岩崎さんが出ていたので見に行ったという所もあったので・・・今回で殺されてくれないかな~と思ってた(笑)。
が、さくっと撤退してまだまだやる気満々で、第三弾にも出るので、たぶん1010にも行きます(笑)。


★岡田あがささんのエレジーと山下玲央さんのルゼ=クロスゼリア

岡田さんは長身男性陣に混じってもちまっとしてなくて長身ですらりとしていて悪魔感満載で素晴らしかったです(笑)。ルゼはあまり出番ないけど、ルカと双子というまたここで来た2人組の法則発動であらゆる関係性が素晴らしいと思った。そしてめちゃくちゃ美しかった。
この3人はでかいしきれいだし威圧的だし、まんが原作らしい迫力があって、しかもコスプレなのに似合う人々でとりあえず見た目が綺麗でよかった。
あ~だけど、悪魔陣はむしろ棒読みっぽい人とかの方がよかったかな~とかもちょっと思ったり。
人間でやると岩崎さんもあがささんもちょっと熱すぎた気もしたから。


★玉城裕規さんの黒刀君と緑川睦さんの千紫郎さん

基本設定の「ツヴァイルトは二人一組で絶対的な絆で結ばれる」部分は、本来今回は映像出演している人々の間で描かれている模様で、今回の舞台ではこの二人にて説明される。

が、ごめん!!私緑川さんの回想シーンにはちょっとついていけなかった!!
めいかちゃんの所も!!

まあまんがらしい壮絶設定なので、今ここで急にそんな壮絶な過去を演じろと言われても難しいのだが。
2列目位で見たらはまれたかも。ちょっと席が遠すぎてここまでは届かなかったです・・・。

黒刀君はツンデレ高校生なんだけど、最初元気君よりもすごい年上のお兄ちゃんかと思ってた・・・。
すごく可愛い♪なんかこう抱きしめたい!!と思うような子で、千紫郎さんみたいなお兄ちゃんはこういう弟的キャラを絶対放っておけまいと思った。

玉城さんはわかりやすいツンデレっぷりですごい可愛かった。
夕月ちゃんと将棋指している所とか、おだんご食べる所とか、超絶可愛い。

千紫郎さんは飄々とした兄ちゃんでかわいこちゃんを見るとからかっちゃう。みたいな人だが、実は誰よりも復讐に燃えていて、でも本当は常識家だから、他人が復讐に燃えていたらば止める。本来は自分の激情のために復讐する事は許されない事だと思っている。
だから同じ目的を持った唯一無二の存在である黒刀君の事は特別で、絶対に守りぬきたい対象なんだけどそれよりもたぶん一緒にどこまでも堕ちてくれる相手として離せないんだろうなと思う。・・・という設定が鉄板すぎますね!!(笑)

本当にこの作品はあらゆる人間関係に燃えますね!!萌えっていうか、何か「ファンタジー系少女まんが鉄板来たーっ」と思って燃える(笑)。切なすぎる恋愛とか、大好きな人が敵!とか、敵は美形!とか(笑)、絶対的な絆で結びついた二人!とか、身内が敵に!とか。主人公を登場人物全員が大好き過ぎるところとか。

たまにこういう華麗で綺麗な世界に触れると若かりし頃を思いだし「私、こういうの好きだった!」と気持ちが盛り上がります。

が、ちょっと鉄板すぎる壮絶過去が壮絶すぎて、これ舞台でやってもさすがに無理だろ。という内容だったので、だいぶ後ろの席で見た私はだいぶおいて行かれた・・・無念。
岩崎さんがだいぶサディスティックに彼らをいたぶっていたが、岩崎さんさっきも言ったが「怖い演技」をしない方が怖かったと思うのでちょっと無念・・・。サイフリート系の自分大好きっ子とかの方が怖かったと思うのだが。

★小谷早弥花さんの椿姫ちゃん
夕月ちゃんのおばさんとしての、「夕月くんは望まれて生まれてきた」という場面はすごく好き。
皆に愛されてる夕月ちゃんだが、劇中あんまり幸せな場面がないので、ここでちょっと救われる夕月ちゃんにほっとする。

が、椿姫ちゃんの婚約者だった千紫郎さんが、ツヴァイルトとして生きていくことを決意し、それによって婚約解消した、というところが、どう見ても「千紫郎さんを黒刀君に取られて振られた」にしか見えない展開になっていた所がちょっとどうかと思った(笑)。
まあそうなんだけどさ~(笑)。
ツヴァイルトの絆とはなんぞや??の説明を椿姫ちゃんにさせているため、何か「二人はこうしてすっごいラブラブに!!私は二人の絆に負けた・・・涙」という展開に(泣)。
まあそうかもしれないけど、大部分は女子観客なんだし、このエピソードは削るか、入れるのであれば「その位ツヴァイルトとして生きていくのは困難な道!」とか「千紫郎さんは椿姫ちゃんを自分の復讐には巻き込みたくないと思ってる」とかがわかる雰囲気を醸し出してくれるとよかったなと思った。

設定を鑑みるに、千紫郎さんは基本女性には優しいから、相手が男の子だと自分の運命に巻き込み共有するけど、女の子だと何とかして遠ざけようとしそうなんだよな~。

ところでこの3人の名場面と言えば、千紫郎さんに、椿姫ちゃん、黒刀君とがっつり飛び蹴りをくらわす所があるかと思うのだが、二人ともすごく綺麗に決まっていたので怖かった(笑)。

あとこの3人はパンフレットの映りがすごく美しいのでそこも良い。一族の皆さんはなぜか浴衣でみんな可愛い。椿姫ちゃんの柄可愛い!黒刀くんの傘がすっごい素敵!!

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あと、悪徳弁護士?=ウチクリ内倉さんが若干スマートお笑い芸人風だったのが微妙だった(笑)。
内倉さんはアフタートークの司会もしていたが、割とざっくりな人だった(笑)。
元気くん、アイル氏、根本さんと内倉さんだったが、基本元気くんとアイルさんは仲良しだが根本さんは違う、みたいなオチになっていた(笑)。


めいかちゃん=森岡里世ちゃんはまだ中学生位の子で、可愛いのだが役柄が激しかったこともあって「私、がんばって演技してます!!」な勢いがありすぎて、まんが原作であまりに若い子が混じると生身感が増して難しいなあと思った。
まんが原作でも女の子ばっかり出てくるセーラームーン的世界なら良かったんだけど。あとイマドキ中学生なので仕方ないがスカート短すぎるだろう!!お父さんは許しませんよ。とちょっと思った(笑)。

悪魔とか=鈴木智久さん、福島悠介さん、橋本顕さんは、正直誰が誰か全然わかりませんでした(泣)。
鈴木さんはかろうじて知っていたのでわかったが!
さらにはパンフに白黒で追加されているダンサー陣。いったいユキちゃんをやっていたのは誰なのか写真を見てもさっぱりわからず。無念(泣)。

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色々思うところはあったけれども、やっぱり、ファンタジー系少女まんがは自分の原点に戻る感じがして好きだなと思った。
ついていけない所ももちろんあったけれども。

最近大人向け(という言い方も変だが)のがっつり心理戦!!な、基本甘さはないんだよな~っていうスリル・ミーにはまっていたとか、基本的に自分の主張をがんがんしまくる戦いな日々!!なルドルフの世界観とかを見たばかりだったので、まんが原作らしい、本当に細やかで繊細でお互いの事をものすごく繊細に思いやっている世界は優しいなあとすごく思った。

と同時に、こういう世界観をやれと言われて基本的に演じきれる最近のイケメン舞台人は本当にすごい特殊スキルを持っている。と思ったのであった。

★『裏切りは僕の名前を知っている』を見る。鉄板すぎる人間関係って素晴らしい。

まだまだスリル・ミーにぐるぐるしている8月初めに、『裏切りは僕の名前を知っている』という、人気まんが原作のいわゆるイケメン舞台を見に行きました。

ここ2年で結構いっぱいイケメン舞台を見たんだけど、意外とまんがやアニメ原作を見ていなくて、『黒執事』以来かな?と思った。

・・・と思ったらつい最近『コードギアス 反逆のルルーシュ』を見てたか!!
でもあれは出演者スタッフが演劇というかダンス寄りだから(D☆D全員いたり演出が荻田浩一だったり)主演は高木心平君だけどイケメン舞台とはちょっと別枠。

この作品は1作目がすでに上演されていて、そして11月にも3作目が上演決定されている。
原作まんがはアニメ化もされていてとても人気があるんだけど、私は全く内容を知らずに見に行った。

すごく正直な事を言うと、見る前は、劇場の「原作大好き!!」「○○君大好き!!」的客席の雰囲気にものすごいアウェー感を覚えて心細かった(笑)。客席でまんが読んでいる人がいたりとか。ええっここでまんが読むんだ!!とすごい新鮮だったけどびっくりした。
ザ・コスプレな出演者陣の写真にもちょっと恐れおののいたり(笑)。

どうしよう私ついていけるのかしら。

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最初にパンフレットを購入し、あらすじを読み、それぞれのキャストを何となく覚えただけの状態で見たけれども、話はちゃんと理解できたし、面白かった。よかった。

物語はもうファンタジー系少女まんが鉄板過ぎてどこもかしこも萌えと切なさの純度が高すぎて苦しかった(笑)。
2人組設定は鉄板だなあというか、人は「絶対的に結ばれた片割れ」に憧れるんだなと改めて思った。

あと、どんなにすごいコスプレでも、主人公が演技出来ると引っ張りきれるんだと思った。
大河元気は偉大だ。
まあ元気くんはコスプレ衣装じゃないけど。
まんがでしかありえないトンデモ設定の子なんだけど、生身の人間がやって存在させられるのはすごいと思う。


黒執事と雰囲気が似てるなと思い、見終わってから作者小田切ほたるさんのブログを読んで、やっぱりファンタジー系少女まんが家さんは雰囲気が似るのかなと思った。
自分の後から来る少女たちに向けて真剣にメッセージを伝えようとしているキリリとした姿勢とか。
割と素直な心情を吐露してる所とか。
舞台化されるにあたって、原作者が読者の事をものすごく考えて関わっている感じがする所とか。

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物語は、ものすごく怒涛の展開を見せる。
・冒頭で、主人公夕月にとって、大好きな兄さん的存在だった奏多さんは実は敵だった!!ことがわかる。→冒頭3分で夕月=元気君は絶望の淵に立たされ泣く。→ルカ(汐崎アイル)なぐさめる。

・元気くんの一族は何か戦っているらしい。元気君はそんな一族の皆さんを癒せる特殊能力がある切り札的存在の様子。そんな彼を元々は悪魔だったが、今は人間側に居るルカが守っている。
元気君は、小さい頃施設で育って、お兄さんである天白さんに引き取られた、という設定の模様。
一族には色々仲間がいて、同級生たちは今回お留守番で映像で登場。ほつま君=美慎君がどうもオチ的に使われている。
・そんなお兄さんだと思っていた天白さんは、実は兄ではなく、千年生きる改造人間だったのだ!!(←改造人間という表現は間違っているがとりあえずざっくり進めるとこういう感じ)元気君はまたもショック&天白さんを心配して泣く。

・天白さんの回想シーンにより、大好きな奏多さんは実は敵のラスボス冷呀であり、さらに天白さんとはかつて親友であった事が明かされる。

・他の一族と会う。黒刀君は実は過去上級悪魔カデンツァ=岩崎大に自分のパートナーを惨殺されている。
そして現世?では、すごく可愛がってくれた師匠を再び岩崎大によって失っている。師匠の孫、千紫郎さんと新たにパートナーを組み、復讐を誓う。あまりに壮絶な運命に元気君の心は痛む。

・言い忘れていたが、彼らは基本的には2人一組で行動するらしい。二人は運命共同体で絶対的な絆で結ばれているのだ。

・その他近所の娘めいかちゃんがお姉さんの復讐のために悪魔を呼び出してしまう。千紫郎さんはめいかちゃんを救えるのか??とか
・千紫郎さんの元婚約者椿姫ちゃんの切ない思いは??とか
・ルカの使い魔みたいなソドムがめっちゃ可愛い!!とか(笑)
色々と絡み合いながら物語は突き進む。


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めっちゃマンガ!!な世界観を、結構忠実なんじゃないかな~と思われる衣装を着た生身の人間が演じるのだが・・・うまい人と、そんなに変なじゃない衣装を着ている人と、はったりが効く人たちはすごくうまくいっていた、と思う。
が、出てきて5分後にあまりに壮絶な運命を大熱演されると、やっぱりよほどうまい人じゃないと見ている側は冷静になるよね・・・と思うところもあった・・・。

あと、イケメン舞台がオールメールになりがちなのは意味があるよなとか。
めいかちゃんみたいな、実際に15歳位の女優さんが出てきてしまうと、ものすごい作り物である所のまんがの舞台が、そこだけ生身の人間の重さというか生命力がばーんと出てしまって戸惑う。
全部作り物という前提の中での世界、を作るのは、例えば全員同じ性別とか(ヅカも同じ)、年齢が全員20代とか、何かを狭める必要があるのかなと思った。


お留守番組をまったり映像で流してファンサービスしたり、前作部分を映像で流したり、切ない女性ボーカルの主題歌ががんがんかかったり、最近の舞台はこういう映像と曲の使い方が主流なのかなと思った。
耳に残る切ない曲で合っていて良かったと思う。

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2012年8月 5日 (日)

★『ルドルフ ザ・ラスト・キス』を見る。芳雄君て恋愛役者だよなあ。

スリル・ミーにがんがんにはまっていた時に、マチネで良知・小西組を見てから、ソワレで帝劇に「ルドルフ ザ・ラスト・キス」を見に行きました。

再演だけれども、初演宮本亜門から、デビット・ルヴォーに演出が変更で、キャストもほぼ総入れ替え。

デビット・ルヴォー演出は「ナイン・ザ・ミュージカル」を昔見て、目に入るもの全てが美しい洗練された世界にものすごく感動した覚えがあるので、今回も楽しみにしていた。


が、スリルミーなる、最もミニマムな事しか考えていない作品→自分のサインひとつで、世界が変わる可能性がある大プレッシャーを抱えた人物と、彼を利用しようと周りにわらわら集う人々の話、のはしごは、自分の頭の切り替えがぜんっぜんできなかった(笑)。

なんて大々的な話なんだ!!すごいきらびやかな世界!!←でもコスチュームプレイものではないのと歴史的にはかなり現代に近づいているので帝劇でイメージするほどのキラキラ感はない。

ブログ等で感想を見ていると、割とこの2作品を一日でご覧になっている方が多く、あと出演者自身(新納さんと万里生くん)が見に行ってるんだけど、みんなすんなり切り替わるのか??

正直1幕目はあまりに世界が違うから、なかなかついていけなかった。普段、ものすごい意味不明なマチソワとか結構がんがんしてきて、割とぱっと切り替わっていたのに。それだけスリルミー界がインパクトあるのか??

・・・結果、だいぶ感想がスリル・ミーに引っ張られてしまい、
・女の子がいるって世界が閉じなくていいな。
・やっぱり女の子居るといいよね!心が潤う♪
・ああ。恋愛っていいな。心が潤った。

と、どれだけスリル・ミーに心が荒んでいたか(笑)疑問に思うような感想を抱いた。
特に、昼間見たのが、私の目には不毛なパワーゲーム組、「彼」をひたすら試し続ける男良知君と、「私」をひたすらかわし続ける男小西さんだったので余計に。

正面からがつんがつんぶつかる「ルドルフ」の登場人物たちのパワフルさにちょっと圧倒された。

いや本来『ルドルフ』は、だいぶ病的だし追いつめられた二人の行き着く先は・・・という悲劇だし、全然「ああ恋っていいよね!!」という話では全くないのだが。

あと、スリル・ミーに影響された部分としては・・・実はどちらも実際の歴史から構想を得た物語で、しかも時代は30年位しか離れていない。
一方では「ルドルフ」のような宮廷文化があり、そのほんのちょっと先の歴史に、快楽殺人と言われるような現代的な犯罪がある・・・という、不思議な地続き感を思った。

世界はがらっと変わっちゃんだなあという事と、この時代に生きた人々はよくぞ生き抜いたなと。
『若い頃にウィーンに居てルドルフが心中したりエリザベートが暗殺されたりサラエボ事件を経験したりして、そのあと不穏なヨーロッパからアメリカに移住して、レオポルド&ローブ事件を新聞で読んで、世も末だ・・・と思った人』が普通にたくさん居たんだろうなと思うと、ルドルフの時代は本当に現代に近いんだという事と、ルドルフは時代に殉じた人なんだなという事をとても思う。

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物語は、国を憂い父親と対立する皇太子ルドルフが、マリーと出会い、そして死を決意するまでが描かれる。

が、やはり中途半端感は否めなかった・・・うーん。

宝塚で「うたかたの恋」を見た時に「いくら宝塚だからと言って、こんなに恋愛一色にしてはルドルフが馬鹿っぽくみえるよ~。もう少し政治的対立が!等の部分を出してほしい」と思ったのだが、今回の「ルドルフ」を見て、宝塚の潔さは必要だったと気づく。

ルドルフの生涯を考えると、描かれる物語としては
・マリーやその他愛人、正妻ステファニー等をくるくるめぐっていく、ザ・恋愛な物語
・父親と対立し、ひとつひとつはしごを外されるように追いつめられていき、ついに死を決意する物語
の2択になのかなと。

もちろんその二つは絡み合ってルドルフを追い詰めていくのだが、これを全部やろうとすると、メインキャストは15人位欲しいしもっと全てに押しつぶされていく閉塞感が欲しい。

今回の作品は、政治的な部分は父親と対立している所で表現、周りに翻弄される様子はアンサンブルプラスアルファ位の位置にいる照井さんたち友人にて表現、追いつめられる現実は主にターフェにて表現・・・と、割とこじんまりした所でまとまってしまうので、単に考えが甘いぼっちゃんに見えたり、彼が今実際に感じているであろう閉塞感が伝わりづらかったりする。
彼をめぐる女性はステファニーとマリーに絞られているので、まったく愛を持てない正妻と、唯一愛する女性の2択になってしまい、ルドルフの閉塞感はここからも伝わりづらい。

だからと言って、宝塚以外の作品でただひたすらマリーとの恋愛をメインにされてもついていけないだろうし難しい。オマエほかに考える事はないのか!!!とツッコミ疲れて終わりそうだし。


彼を主役にして、ドラマティックに物語を進めようとすると、どこまでも暗くどこまでも退廃的に、どこまでも救いがなくなるから難しいんだなと思った。

現在名古屋で上演中のミュージカル「エリザベート」におけるルドルフの15分の凝縮した人生はうまくまとめているんだなと改めて思う。この作品においてルドルフは一瞬たりとも幸せな描写が無く、恋愛絡みはばっさりカット(トートダンサーがスカート履いてマリーを表わしている位)されあっという間に時代にも両親にも押しつぶされていく。

が、これを3時間かけてひたすらやられたらやっぱり気持ちが沈むので、ルドルフを題材にして、気持ちが盛り上がるミュージカルを作るのはすごく難しいと思う。

見ていて、ルドルフものという事でもっと「うたかたの恋」とか「エリザベート」とかを思いだすかなと思ったが、意外と思い出したのは少女まんが「天上の愛 地上の恋」。
まあルドルフの側にいるのはアルフレート(司祭・男子。オリジナル登場人物)なので途中でそっち系に走っていき待てーと思った作品なんだけど、ルドルフがひとつずつはしごを外されて道が無くなっていく、その半端ない追いつめられ感がとても印象に残る作品だったので思い出したんだと思う。
あと基本生命力があるのは女の子だけで、男性陣はこれでもかと閉じていく世界観とか。


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肝心の物語では様々に中途半端感があったが、ワイルドホーンの全てが大ナンバーで無闇と盛り上がる音楽と、それを歌いこなす役者陣、デヴィット・ルヴォーの洗練された演出はとても楽しめた。

が、「帝劇というはったりが必要な空間とワイルドホーンの大はったりババーンと鳴り響く音楽」と、「ルドルフの生涯の退廃的かつ暗く険しい道とマリーとの束の間の恋、そしてルヴォーの洗練演出」は相いれない気もした。


誰が作曲したか知らないまま見ていたが、どう考えてもこの大ナンバーっぷりはワイルドホーンだろうよと思った。
今回のメインキャストは、芳雄くん、美桜ちゃん、吉沢梨絵ちゃん、坂元健児と、ばーんっと強く歌いきるタイプが多かったので、やっぱりワイルドホーンはこういう歌手ではなくては!!と思った。
聴いていてすごく気持ちいい。

そして何が違うのかわからんが、デヴィット・ルヴォー演出は何かが洗練されている。
常に盆がくるくる回り、人がわらわら出入りしていくので流れるように物語が進み、目に入るものは常に美しい。
セットの動き方が絵画みたいに?なる所とか、何か謎の銅像が出てくるとか、色々面白かった。

1幕も2幕もいきなり結構ばーんとしたナンバーが始まり、そしてだんだん客席の照明が落ちていくのも面白かった。が、2幕は結構怖い場面から始めるので音モノに弱い私はものすごくびびった(笑)。

この♪手の中の糸♪が曲も振付も好き。と同時に、芳雄結構露出度高く足とかチラ見せ場面なので(笑)・・・何これファンサービス???といろいろ疑問に感じた(笑)。←寝ている間の悪夢、という設定なので、衣装が寝間着だから。

この後、マリーと一緒に目覚めいちゃこらしている所も好き(笑)。
服に着替えるマリーの靴下?にキスして足から腰、とチュッチュしていく所とか、若干変態っぽいが(笑)、芳雄なら許す、とか思った。

しかしさらにこの後ばったりステファニーに会っちゃう所にびっくりした。
え~こんな出入り自由なのかステファニー???

彼の運命が決まる署名が入った小道具が赤く発光しているのも面白いと思う。が、あまりにもあっさり運命が決着してしまうのでちょっとついていけない&たぶん実際もこういう感じに追いつめられたんだろうなと思う。

ラストは、二人を見たいのでオペラグラスを使うと周りのセットチェンジを見逃すし、目がたくさんほしかった。
ベッドが現れ、そして暗転、銃声。

美しく静かな光景にて、幕。

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ただちょっと「エーメ」て歌いたくなった人はきっと結構いたと思う(笑)。


★☆印象的な人。

★井上芳雄=ルドルフ
久々に見た芳雄くん。
やっぱり芳雄君は恋愛役者だなあと改めて思った。
女性陣ほぼ全員とキスする場面とか、やたらマリーとチュッチュしているとか、やっぱり芳雄はこうでなくては!と気持ちが盛り上がった(笑)。

美桜ちゃんという強力な共演者を得て、遠慮せずに歌いきれるデュエットを聴けたのはすごくうれしい。
二人とも気持ちよく歌っていて、聴いていてすごく気持ちよかった。
歌えるっていいなあ。

ルドルフがやたらと煙草を吸っているのは、たぶんあのタバコは現代的な人だという象徴なんだろうなと思うけど、ちょっとうるさく感じたかも・・・。

あと、何度も言うが、スリル・ミーでぐるぐるしていた私にとっては、例えば役的には割と近い所にいる田代万里生くんと違い、芳雄君がスリル・ミーに出るイメージが全く無いのは何が違うんだろう??というのと、逆に万里生くんがルドルフやっているイメージも意外と無いのはなんでだろう??とか、いろいろ思った。
友人と話して、芳雄くんは女の子にはすがりついても男には絶対すがりつかなさそうイメージだからでは。という一応の結論を得た(笑)。
逆に万里生くんはあんまり女の子の前でダメになりそうなイメージが無くて、だからすごい年上とか男とか、何か枷が無いとダメになってくれないのかなと。または女子に鈍感すぎるばか坊ちゃんの二択。←ラカージュのジャンミッシェルとかすごいやってほしい。

女性陣全員とチュー場面で最後にマリーが来てからの二人のやり取りとか、最後は何だかんだマリーに包まれるように死ぬ事を決意するとか、マリーにすがるとか、はぁやっぱりダメ男子が似合う芳雄。好き(笑)。

★マリー=和音美桜ちゃん
やはり歌える娘っていいなと思った。美桜ちゃんは宝塚出身だけど、あまり娘娘した子ではなかったので、マリーみたいな役をやっても嫌味にならずに、聡明だけど未熟で直情的な女の子がとても合っていてよかった。

サカケンとのバトルデュエットの迫力が素晴らしかった。

★吉沢梨絵ちゃん=ステファニー
ルドルフとマリーの寝室でばったり!場面が恐ろしかった(笑)。
この梨絵ちゃんのソロナンバーは何か歌謡曲調の不思議な曲なんだけど、迫力で歌い切りやっぱり強い歌い方ができるといいなとさらに思った。

梨絵ちゃんはどちらかと言えば童顔でアニメ声なのでこの役には微妙と言えば微妙なんだけど、地味でしっかりしたステファニーと繊細で夢見がちな坊ちゃんルドルフとの対比が出ていてよかったと思う。

★坂元健児=ターフェ
小悪党といった趣の人。サカケンはどこかおかしみがあるのがいい所だけど、その分全体が軽く見えちゃうのはちょっと微妙かなと思った。
特にこの作品だと、「ルドルフにとっての現実」を一心に背負っているので。
♪手の中の糸♪と、マリーとのバトルが好き。

★一路真輝=ラリッシュ
久々の一路さん。誰もが思うが芳雄君と並ぶとエリザベートを思い出す。
相変わらず美人。舞台上で一番美しく輝いていた気がする。現実をしっかり見つつ、危うい若人たちを見守る姿がちょっと切ない。
が、歌のキーが合わない?のか、ワイルドホーンの無闇と盛り上がる系は合わないのか、ちょっと歌で苦戦している様子だったのが残念。

★その他、絶対知っているはずのアンサンブル陣がいっぱいいたのに全然わからなかった(泣)。
アクロバティックなダンスしてた人誰なんだろう??
あとお友達たち、照井さんしかわからなかった!とか。

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個々ではあちこち楽しめて、特に大ナンバーをばーんっと歌い切る芳雄とか美桜ちゃんとかサカケンとかを見られてとっても満足。
ルヴォーの「ああ洗練とはこういう事を言うのだ」という演出も堪能。
ワイルドホーンの大ナンバーにうっとり。

あとは物語自体にもっとうねりがあるとよかったな・・・。←一番大事な所なんだけど!!
最近見る物語は、こういう、全てがいいが後は肝心の話!みたいな作品が多い気がする・・・。


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